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2024.01.18

初号機の調査報告(2024.01.18), 構造モデルの構築

執筆:中嶋(NIRO)
関係者:中嶋(NIRO)、迫田(県大学生)、永瀬(県大)
日時:2024.01.18
メモ:2024.01.18時点での予想図。

これまでの検討で、錘を吊り下げる滑車から針軸につながる歯車列は分針軸を駆動するものらしいと、分かってきました。

時針軸は分針軸を1/12倍の減速が必要となるため、そういう歯車列がどこに存在するか、あくまでも推測ですが、考えてきました。

針軸直下、55mmの位置に直径5mmの軸が残っていることが分かりました。分針軸にあり、使われていないる歯数12枚の歯車と、この55mm下の軸に歯車があったと考えますと、その歯数は32枚になります。
次に、この32枚の歯車と同軸に8枚の小歯車を仮定し、時針軸に36枚の歯車を仮定すると、減速比1/12(=12/32×8/36)が成り立ちます。
歯数8枚は、現在、よく使われるインボリュート歯形では実現できませんが、出石1号機では、歯の替わりに丸棒を円周上に並べた歯数6枚相当のローラーピニオンが本体から外された残部品としてあるため、歯数8枚も十分に存在が仮定できます。

 

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